弁護士ブログ(日々の出来事)
2016年12月26日 月曜日
先週の1週間(12月19日から22日)
12月19日(月曜日)今週は、クリスマスウイーク。私のRCでも、クリスマス家族例会となる。その前に、今日は拘置所に刑事の控訴審の被告人接見。1審が福岡地裁では無かったので、今日が最初の面会となる。原審の記録を見ると、事実に争いがないということで、量刑不当ということになる。ただ、量刑不当は、第1審後の事情ということになるから、控訴人との間での理解に共通点を見つけるのが難しい(第1審と同じことを言いたいという被告人が多いので説明が結構難しい。)。かなり積極的な量刑不当理由も見つけないと難しいし、薬物犯罪なら贖罪寄付など相当に頑張らないといけないという話をする(国選弁護の被告人なので難しいとも思う。)。午後からは、真面目に、溜まっている作業を進めるが、パソコンの調子が悪く。作業が全く進まない。今日は、金銭債権に関する最高裁大法廷で、預金などの金銭債権についての判例変更がされた(気が付いたのは、家に帰って、テレビを見てである。)。
12月20日(火曜日) 午前中は、弁論準備が1件。他の当事者(3名)が全員別の地域にいるため、そこの裁判所のテレビ会議システムを使っての弁論準備となる。このシステムを使うのは初めてなので、写りがどの程度なのか分からない。いったん切ってしまうと改めてのつなぎ方がわからないなど裁判所も苦労をする。進行についての個別の意見の聴取などもあり、複雑な内容の弁論準備となった。なお、裁判所の廊下で、たまたま会った裁判官と昨日の大法廷判決の影響を立ち話する。預金の払い戻しを求める裁判が相当数、裁判所に係っており、それが全部取り下げになるのではないかという話と、補足意見であった仮処分による預金の払い戻しというものはどうやるのか、などの話をする。午後は、企業買収にかかる相談を2時間ほどびっちりやる。その後も相談が続き、疲れたところで忘年会に行く。
12月21日(水曜日) 午前中は、年賀状の宛名の確認といった年末の作業で終わる。裏側の文章も考えなければならないが、パソコンの故障が気になって進まない(このままではとても困る。)。途中で、病院へ行って、それが終わったところで、裁判所との民事裁判にかかるプラクティスについての協議会へ出る。ここに書いても問題が無いと思うが、福岡地裁では、裁判官同士が、他の裁判官がどのような争点整理をやっているのか、他の裁判官の弁論準備手続きの傍聴というものを試験的にやっている。裁判官の職務の独立という観点からすると問題ではないかという意見もあるかもしれないし、注意しなければならないと思うが、裁判官の研鑽という意味では積極的に考えても良いように思う。2ヶ月程度の期間で4件程度見学をしたようである。その弁論準備の際に弁護士かどの程度、熱心に議論をしていたのか教えて貰っていないが、色々な取り組みがあってよいと思う。
12月22日(木曜日) 昨日が冬至で、今日も日の出が遅い(福岡では確実に7時を過ぎている)。今日は、午前中は真面目に陳述書作り。昨日の裁判所との協議の場でも思ったが、若手に限らず弁護士の文章力が落ちているのではないかと思う。分かりやすい準備書面を書くには、規則的に書面書き続ける必要があるように思う。陳述書もその作業の一つと思い、真面目に取り組むが、書いて行くと事実関係で分からないことや、腑に落ちないことが、結構出てくる。午後は、みっちり労働委員会。mいっちr
4時まで2時間をきちんとこなして、今年の労働委員会は終わりとなる。
12月20日(火曜日) 午前中は、弁論準備が1件。他の当事者(3名)が全員別の地域にいるため、そこの裁判所のテレビ会議システムを使っての弁論準備となる。このシステムを使うのは初めてなので、写りがどの程度なのか分からない。いったん切ってしまうと改めてのつなぎ方がわからないなど裁判所も苦労をする。進行についての個別の意見の聴取などもあり、複雑な内容の弁論準備となった。なお、裁判所の廊下で、たまたま会った裁判官と昨日の大法廷判決の影響を立ち話する。預金の払い戻しを求める裁判が相当数、裁判所に係っており、それが全部取り下げになるのではないかという話と、補足意見であった仮処分による預金の払い戻しというものはどうやるのか、などの話をする。午後は、企業買収にかかる相談を2時間ほどびっちりやる。その後も相談が続き、疲れたところで忘年会に行く。
12月21日(水曜日) 午前中は、年賀状の宛名の確認といった年末の作業で終わる。裏側の文章も考えなければならないが、パソコンの故障が気になって進まない(このままではとても困る。)。途中で、病院へ行って、それが終わったところで、裁判所との民事裁判にかかるプラクティスについての協議会へ出る。ここに書いても問題が無いと思うが、福岡地裁では、裁判官同士が、他の裁判官がどのような争点整理をやっているのか、他の裁判官の弁論準備手続きの傍聴というものを試験的にやっている。裁判官の職務の独立という観点からすると問題ではないかという意見もあるかもしれないし、注意しなければならないと思うが、裁判官の研鑽という意味では積極的に考えても良いように思う。2ヶ月程度の期間で4件程度見学をしたようである。その弁論準備の際に弁護士かどの程度、熱心に議論をしていたのか教えて貰っていないが、色々な取り組みがあってよいと思う。
12月22日(木曜日) 昨日が冬至で、今日も日の出が遅い(福岡では確実に7時を過ぎている)。今日は、午前中は真面目に陳述書作り。昨日の裁判所との協議の場でも思ったが、若手に限らず弁護士の文章力が落ちているのではないかと思う。分かりやすい準備書面を書くには、規則的に書面書き続ける必要があるように思う。陳述書もその作業の一つと思い、真面目に取り組むが、書いて行くと事実関係で分からないことや、腑に落ちないことが、結構出てくる。午後は、みっちり労働委員会。mいっちr
4時まで2時間をきちんとこなして、今年の労働委員会は終わりとなる。
投稿者 あさひ共同法律事務所