弁護士ブログ(日々の出来事)
2019年10月26日 土曜日
今週の1週間(10月21日から25日)
10月21日(月曜日) 先週の月曜日が祝日だったので、なんとなく久しぶりの月曜日のような気がする。ただ明日は祝日[即位礼正殿の儀)。少し、やる作業がある。商事法務でのIT化研究会が報告書を提出するのに対し、日弁連は意見書を発表する予定である。そのために関連する委員会では意見書の作成を準備している。私は(私だけでなく何人もの弁護士が)、日弁連IT化WGの委員と民事裁判委員会の委員を兼ねているため、それぞれが意見書の原案を提出することになる。私は、IT化WGでは「特別の裁判手続の創設」、民事裁判委員会では「裁判の公開」の担当。他の担当者もまじめに原稿を仕上げているので、私も少し頑張って書く必要がある。
10月23日(水曜日) 午前中は打ち合わせが1件。答弁書を書く必要があり、結構長い打ち合わせになる。事件自体は、夏、相談を受けており、今頃になってようやく相手から訴訟が提起された事件。事件自体の概要は分かっているつもりだが、それを答弁書の形に作るには、少し工夫が必要な気がする。こちら側からは自然な流れになっているような気がするが、相手から見るとどうなのかもう一つ分からない。こういう時はこちらで書き出してみるとやはり変だあと言うところが出るかもしれない。内容証明を作成する作業もあり、結構大変である。
10月24日(木曜日) 朝、被疑者国選事件(29日が再勾留の満期)の件で、検察庁から電話が入る。それまで5日しかないので、示談を急いでやる予定だったが、色々な事情で面会にも行けないままだった。検事とのやり取りを詳しく書くことはできないが、まずは今日面会に行くことになる。午前中は、そのほか相続事件の相談を受けて、その後は少し事務所で作業。午後は、刑事の判決言渡し。裁判官の量刑の理由の説辞に明らかな誤りがあったので(確定記録との違い)、言渡しが終わらないうちに思い、思わず指摘してしまった。刑事は言い渡しがそのまま判決となるので、その部分が違う場合、高裁での破棄事由になるかもしれないと思ったが、よく考えてみれば、高裁では原審の量刑事由に誤りがあっても、主文に影響はないとして控訴棄却(破棄自判ではなく)としている場合が普通なので会得てしてくするまでのことは無かったのかもしれない(確定した場合に判決文がそのまま残るので、少し恰好悪い程度かもしれない)。
事務所に戻って作業をして、接見に行き、帰ってきて被害者に連絡。そういうことで、今日は終了。
10月25日(金曜日)午前中は弁論が1件。今度はこちらが考える期間となる。午後は労働委員会。いよいよ、私の任期もあと一月になった(公益委員会議も総会もあと一回ずつで終了する。)。ただ、最後の総会後に、東京である全国労働者委員会総会に出て、労働委員会の改革に関する議論について、意見発表をする機会を与えられたので、そこで読む原稿を作らなければならない(事務局は原案を用意してくれるのだが、少し(いや大胆に)手を加えた内容にしなければならない。と言うことで今週はお終い。
10月23日(水曜日) 午前中は打ち合わせが1件。答弁書を書く必要があり、結構長い打ち合わせになる。事件自体は、夏、相談を受けており、今頃になってようやく相手から訴訟が提起された事件。事件自体の概要は分かっているつもりだが、それを答弁書の形に作るには、少し工夫が必要な気がする。こちら側からは自然な流れになっているような気がするが、相手から見るとどうなのかもう一つ分からない。こういう時はこちらで書き出してみるとやはり変だあと言うところが出るかもしれない。内容証明を作成する作業もあり、結構大変である。
10月24日(木曜日) 朝、被疑者国選事件(29日が再勾留の満期)の件で、検察庁から電話が入る。それまで5日しかないので、示談を急いでやる予定だったが、色々な事情で面会にも行けないままだった。検事とのやり取りを詳しく書くことはできないが、まずは今日面会に行くことになる。午前中は、そのほか相続事件の相談を受けて、その後は少し事務所で作業。午後は、刑事の判決言渡し。裁判官の量刑の理由の説辞に明らかな誤りがあったので(確定記録との違い)、言渡しが終わらないうちに思い、思わず指摘してしまった。刑事は言い渡しがそのまま判決となるので、その部分が違う場合、高裁での破棄事由になるかもしれないと思ったが、よく考えてみれば、高裁では原審の量刑事由に誤りがあっても、主文に影響はないとして控訴棄却(破棄自判ではなく)としている場合が普通なので会得てしてくするまでのことは無かったのかもしれない(確定した場合に判決文がそのまま残るので、少し恰好悪い程度かもしれない)。
事務所に戻って作業をして、接見に行き、帰ってきて被害者に連絡。そういうことで、今日は終了。
10月25日(金曜日)午前中は弁論が1件。今度はこちらが考える期間となる。午後は労働委員会。いよいよ、私の任期もあと一月になった(公益委員会議も総会もあと一回ずつで終了する。)。ただ、最後の総会後に、東京である全国労働者委員会総会に出て、労働委員会の改革に関する議論について、意見発表をする機会を与えられたので、そこで読む原稿を作らなければならない(事務局は原案を用意してくれるのだが、少し(いや大胆に)手を加えた内容にしなければならない。と言うことで今週はお終い。
投稿者 あさひ共同法律事務所 | 記事URL
2019年10月19日 土曜日
今週の1週間(10月15日から18日)
10月15日(火曜日) 週の始まり。午前中は、いつもの通り週が始まるが、先週の逮捕直後の当番弁護士の件ではやはり日曜日に勾留された関係で、被疑者国選事件となり2件の被疑者国選事件を担当することになる。そのため、朝1番で検察庁に連絡し、事件係に担当検事の名前を聞く。その後予約の入っていた相談に対応していたら、1件の方の刑事事件に私選弁護人が付いたということで1件が減る。もう1件については、関係者から電話があり、結構時間を取られる。結局、昼間に接見に行くことになり、その帰りに拘置所に来週判決となる別件の被告人に接見に行く。やはり、検事の求刑が厳しいと感じたようでの接見依頼だった。その後、事務所に戻り、17日に予定されている九州地区公益委員会議の準備(開催県を代表して司会をする立場にある)。事務所に戻って訴状などの最終点検といった作業をして今日はお終い。
10月16日(水曜日) 午前中は、事務所でいくつかの作業を。午後はロータリーの関係で宗像まで。地区大会での広報活動についての協力のお願いに伺う。宗像大社のある福岡市近郊のリゾート地だが、少し遠い。温泉入場券を貰ったが残念ながら使えない。ただ先方の協力もあり、思ったより早く帰れることになった。5時過ぎに事務所に戻り、いくつかの処理をして今日はおしまい。
10月17日(木曜日) 今日は、日弁連のIT化検討WGで、例の商事法務研究会でのIT化研究会意見書が近々発表されるのに対しての日弁連意見書のための検討の予定日だったが、どうしてもはずせない九州地区公益委員会議があるため(不幸なことに私が座長である)欠席。IT化の意見書では、新たに提案された「特別な訴訟手続の創設」が担当部分。実は、これについては、それぞれの訴訟感覚による違いもあるところで、難しいところがある。一方では、一部の訴訟のために特別の手続を作るという感覚に強い反発を示す人がおり、他方では、双方当事者(代理人)が良いと言えば、問題が無い限り認めても良いのではないかという感覚の人もいる。福岡では民事裁判における「福岡方式」というように、裁判所と弁護士会が協力して、新たな裁判の環境を作りだそうとしており、そういう流れにあまり反発していない。さて、どちらが望ましいかは、簡単に片付くものではない。
それとは別に、私の労働委員会での業務も11月15日の全労委総会でほぼ終わる(正確には25日が任務終了日)。今日の九州地区公益委員会議は、最後から2つ目の大きな業務となったが、無事に終了して、個人的にはあと一つというような感じである。
10月18日(金曜日) 午前中に、ある特殊法人へ。用意買収(補償業務)を担当する機関に、制度の説明を聞きに行く。制度の説明を聞くだけでもだいぶ分かりやすくなったが、補償額などはなかなか教えてくれない(個人情報が絡むのでそれはある意味では当然のように思う。)。まあ、やり方などを教わったので出かけて行った価値はあったと思う。途中で、昨日の日弁連のITWGの討議で、担当者の原稿についてそれぞれ指摘され、書き直しになったということで連絡が入る。25日提出ということなので、実際には5日しかないことになる。午後は、事務所に戻り、いくつか溜まっている作業をした後、週末なので、警察署に接見に行く(19日が最初の勾留の満了日なので、仕方がない。)。検事調べはあったが、調書は作らなかったということなので、勾留延長ということになりそうだ。事件は簡単だが、前後の経緯など動機などに関するところの判断で公判請求にすべきかどうか、少し悩ましい事件ではないかと思い、その意味では簡単に起訴されず、勾留延長になった方がよかったのかもしれない。と言うことで今週もおしまい。そうだジムに行って来よう。
10月16日(水曜日) 午前中は、事務所でいくつかの作業を。午後はロータリーの関係で宗像まで。地区大会での広報活動についての協力のお願いに伺う。宗像大社のある福岡市近郊のリゾート地だが、少し遠い。温泉入場券を貰ったが残念ながら使えない。ただ先方の協力もあり、思ったより早く帰れることになった。5時過ぎに事務所に戻り、いくつかの処理をして今日はおしまい。
10月17日(木曜日) 今日は、日弁連のIT化検討WGで、例の商事法務研究会でのIT化研究会意見書が近々発表されるのに対しての日弁連意見書のための検討の予定日だったが、どうしてもはずせない九州地区公益委員会議があるため(不幸なことに私が座長である)欠席。IT化の意見書では、新たに提案された「特別な訴訟手続の創設」が担当部分。実は、これについては、それぞれの訴訟感覚による違いもあるところで、難しいところがある。一方では、一部の訴訟のために特別の手続を作るという感覚に強い反発を示す人がおり、他方では、双方当事者(代理人)が良いと言えば、問題が無い限り認めても良いのではないかという感覚の人もいる。福岡では民事裁判における「福岡方式」というように、裁判所と弁護士会が協力して、新たな裁判の環境を作りだそうとしており、そういう流れにあまり反発していない。さて、どちらが望ましいかは、簡単に片付くものではない。
それとは別に、私の労働委員会での業務も11月15日の全労委総会でほぼ終わる(正確には25日が任務終了日)。今日の九州地区公益委員会議は、最後から2つ目の大きな業務となったが、無事に終了して、個人的にはあと一つというような感じである。
10月18日(金曜日) 午前中に、ある特殊法人へ。用意買収(補償業務)を担当する機関に、制度の説明を聞きに行く。制度の説明を聞くだけでもだいぶ分かりやすくなったが、補償額などはなかなか教えてくれない(個人情報が絡むのでそれはある意味では当然のように思う。)。まあ、やり方などを教わったので出かけて行った価値はあったと思う。途中で、昨日の日弁連のITWGの討議で、担当者の原稿についてそれぞれ指摘され、書き直しになったということで連絡が入る。25日提出ということなので、実際には5日しかないことになる。午後は、事務所に戻り、いくつか溜まっている作業をした後、週末なので、警察署に接見に行く(19日が最初の勾留の満了日なので、仕方がない。)。検事調べはあったが、調書は作らなかったということなので、勾留延長ということになりそうだ。事件は簡単だが、前後の経緯など動機などに関するところの判断で公判請求にすべきかどうか、少し悩ましい事件ではないかと思い、その意味では簡単に起訴されず、勾留延長になった方がよかったのかもしれない。と言うことで今週もおしまい。そうだジムに行って来よう。
投稿者 あさひ共同法律事務所 | 記事URL
2019年10月19日 土曜日
今週の1週間(10月7日から11日)
10月7日(月曜日)朝、労働委員会へ行き、期日の打ち合わせ。事務所に戻っていつもの月曜日の作業。その後昼食はロータリー。事務所に戻っていくつか相談というのは変わらない。
10月8日(火曜日)午前中は、何となく事務所で作業。このところ、ITの関係でのフェーズ1の実施(現行法を前提にしたITの利用)に向けた作業が進んでいるが、少しさぼっているため急な流れについていけていない。このため、久しぶりに福岡県弁護士会のITWGの会合に出席する。出席者からフェーズ1で使用するマイクロソフトチームズに対する使い勝手の悪さがいろいろ言われる。使ってみると出る不満ということだが、マイクロソフト社に少しずつ直してもらうことが可能かどうか分からない。実は、私のマイクロソフトのアカウントが不都合により使えないという状態になっていて、新しく取り直すということになると思うが(どうも、マイクロソフトアカウントは、ヤフーメールやGメールのように簡単に取得できる)、チームズで裁判所から招待されている場合に、支障が生じた場合にそう簡単に修復できるのか疑問である(電話の場合は、そういうことが無いだけでもありがたかったことになる。)。
午後は、ロータリーの会議。毎月1回ペースなので、1回の会議で決める必要のあることが多い。しかも会議に臨む準備(資料の事前配布)が少ないので、きちんとした議論ができているのかどうか、怪しい。ということで、疲れる会議となって終了した。
10月9日(水曜日) 午前中は、昨日のロータリークラブの会議の結果によえる作業に集中する。午後は、労働委員会での審査事件の調査期日(裁判での弁論準備期日と同じ)。争点は概ねはっきりしているので、解決のための心証を開示したうえでの和解勧試。結論は概ね見えているとしての話になるが、双方の歩み寄りをよい形で期待するのは難しい。次回までに考えてきてもらうという形になる。
10月10日(木曜日) 午前中は、家庭裁判所での調停。遺産相続に関する事件だが、争点は簡単であるし、理屈上では概ね解決の方向が示されると思えるが、当事者がそれに従った解決をするというのには、なかなか難しい。
午後は、ロータリーでの打ち合わせに付き合い、その後、事務所に戻り、作業をしていたところ、今日は当番弁護士で、勾留前の被疑者からの接見依頼と被疑者国選事件が来る。建前は別々なので、2件を担当するのもやむを得ないということになる。勾留前被疑者には今日中に接見する必要があるため、2件を続けていくことにする。まずは被疑者国選事件の西警察署。次に、勾留前被疑者のために博多警察署。両方とも終わると結構な時間になり、今日はお終い。
10月11日(金曜日) 刑事事件の場合、家族や関係者への連絡が最重要である(無論、罪証隠滅の問題が起きないように慎重な対応は必要である。)。事件ことをほとんど知らない家族にどう説明するかは結構気を使う(家族とはいえ、どこまで話してい良いかは本人との話し合いで決めてはいるがやはり難しい。)。そういう電話をいくつかしているうちに、結構時間がかかる。その後は、少し作業をしただけで、午前中が終わってしまう。午後は、労働委員会へ(公益委員会議、総会)。今週は3回行っており、お疲れ様でしたで、今週は終わる。そうだ、ジムに行こう。
10月8日(火曜日)午前中は、何となく事務所で作業。このところ、ITの関係でのフェーズ1の実施(現行法を前提にしたITの利用)に向けた作業が進んでいるが、少しさぼっているため急な流れについていけていない。このため、久しぶりに福岡県弁護士会のITWGの会合に出席する。出席者からフェーズ1で使用するマイクロソフトチームズに対する使い勝手の悪さがいろいろ言われる。使ってみると出る不満ということだが、マイクロソフト社に少しずつ直してもらうことが可能かどうか分からない。実は、私のマイクロソフトのアカウントが不都合により使えないという状態になっていて、新しく取り直すということになると思うが(どうも、マイクロソフトアカウントは、ヤフーメールやGメールのように簡単に取得できる)、チームズで裁判所から招待されている場合に、支障が生じた場合にそう簡単に修復できるのか疑問である(電話の場合は、そういうことが無いだけでもありがたかったことになる。)。
午後は、ロータリーの会議。毎月1回ペースなので、1回の会議で決める必要のあることが多い。しかも会議に臨む準備(資料の事前配布)が少ないので、きちんとした議論ができているのかどうか、怪しい。ということで、疲れる会議となって終了した。
10月9日(水曜日) 午前中は、昨日のロータリークラブの会議の結果によえる作業に集中する。午後は、労働委員会での審査事件の調査期日(裁判での弁論準備期日と同じ)。争点は概ねはっきりしているので、解決のための心証を開示したうえでの和解勧試。結論は概ね見えているとしての話になるが、双方の歩み寄りをよい形で期待するのは難しい。次回までに考えてきてもらうという形になる。
10月10日(木曜日) 午前中は、家庭裁判所での調停。遺産相続に関する事件だが、争点は簡単であるし、理屈上では概ね解決の方向が示されると思えるが、当事者がそれに従った解決をするというのには、なかなか難しい。
午後は、ロータリーでの打ち合わせに付き合い、その後、事務所に戻り、作業をしていたところ、今日は当番弁護士で、勾留前の被疑者からの接見依頼と被疑者国選事件が来る。建前は別々なので、2件を担当するのもやむを得ないということになる。勾留前被疑者には今日中に接見する必要があるため、2件を続けていくことにする。まずは被疑者国選事件の西警察署。次に、勾留前被疑者のために博多警察署。両方とも終わると結構な時間になり、今日はお終い。
10月11日(金曜日) 刑事事件の場合、家族や関係者への連絡が最重要である(無論、罪証隠滅の問題が起きないように慎重な対応は必要である。)。事件ことをほとんど知らない家族にどう説明するかは結構気を使う(家族とはいえ、どこまで話してい良いかは本人との話し合いで決めてはいるがやはり難しい。)。そういう電話をいくつかしているうちに、結構時間がかかる。その後は、少し作業をしただけで、午前中が終わってしまう。午後は、労働委員会へ(公益委員会議、総会)。今週は3回行っており、お疲れ様でしたで、今週は終わる。そうだ、ジムに行こう。
投稿者 あさひ共同法律事務所 | 記事URL
2019年10月 6日 日曜日
今週の1週間(9月30日から10月4日)
9月30日(月曜日) 9月30日といえば、4月から始まる学校3月末が決算時期の会社からするとちょうど半分が過ぎる大切な日。法律事務所は、そういうことがないので、割とのんびりしているが、いつもの土曜日程度の忙しさはある。特に、今日は11時30分からロータリーの打ち合わせがあるということで、午前中の時間がとても短くなった。
ロータリーの会議は、予めシナリオのあるような会議ではなく、結構波乱にとんだ会議となった(会議の一つの目的である事項を参加者で決定し、その決定をこの場所で確認するという段階まで行かず、担当者が次回まで(8日しかない)に改めて案を作るということで終わってしまた。それで間に合うかどうか相当に不安である。)。
ロータリーの会合の途中で労働委員会に向かう。公益委員会議が1時間の予定がしっかりその通りの時間配分となるということであり、その後の総会まで入れるとびっちり1時間30分の会議になってしまった。
夕方、事務所に戻って、残していた作業を始める。
10月1日(火曜日) 今日は、溜まっていた雑用の日。訴状の仕上げ、刑事事件の弁論要旨、いくつかの先への連絡文書の起案など結構忙しい日になった。このため(?)、今日は早めに切り上げて、ジムにいくことにする。
10月2日(水曜日) 朝は、歯科医での定期健診(最近は半年ではなく、もっと短いサイクルで定期健診の案内が来るように思う。悲しいかな、インターバルが短くなっても、必ず指摘されるのが残念。「何も問題が無いですね」と言われることはなく、今回もあと2回通う必要があるとのこと(いつもと同じである。)。
今日は、日弁連のIT化WGでの意見書作成のための資料読みも始める。例の商事法務でのIT化等研究会が第二読会が終わり、意見書案が出されるということで、それに対する検討をし、日弁連の意見書の案をまとめようというもののWGとしての第一次案である(IT化WGだけでなく、これの問題に関係するいくつかの委員会からの意見書も出される。私の所属する日弁連民事裁判員会でも、同様に意見書案を作っている―既にこちらの方でも担当が割り振られている。)担当は、IT化研究会で資料が出された特別訴訟についてである(民事裁判委員会では、弁論の公開原則との関係で、IT化に際しては、広く国民への公開をどのように考えるのか(例えば中継なども認めるのか)などの論点についてであるが、そちらはもう少し先に検討したい。
10月3日(木曜日) 今日は、10時40分から刑事事件(追起訴状の朗読から論告求刑から弁論まで)が行われるので、午前中はこれでつぶれた。弁論要旨は、火曜日に一応書き上げていたが、それでもやはり直したいところが出てきた。犯罪の成立に争いが無い場合、どのようなことも求めて審理に臨むかは結構難しく、毎回考えることが結構ある。被告人質問だけとなった場合に、どのような点をアピールするかという問題だが、犯罪の内容から量刑の範囲も概ね予測できてしまう場合が多い。そうなると被告人の何をアピールするかということだが、悩ましいのは、起訴されていない同種余罪をどういうように表すかという問題がある。今回は、起訴された犯罪より前に生じた同種の事件があり、その際の動機について、被告人が話したいという希望がある場合で、起訴されていない余罪について先に認めてしまうのは弁護人としてもどうかと思うが、その説明がないと情状の中心がぼけてしまう。結局、余罪が操作されて起訴されたとしても量刑に違いが無いということで(つまり、余罪は起訴されない)、裁判所の量刑もあわり変わらないと考えると、余罪についてもある程度きちんと認めた方が、量刑に変わりがない以上、被告人の更正のためにも良いと考え、その点は被告人質問の中で明らかにすることにした(余罪について、検察官から尋問され、被告人が答えに詰まるより、最初から事実を認めた方が被告人も楽だと考えた。
そういうことで、午前中の裁判は終了し、午後は事務所で、昨日の続きを頑張ることになる。夕方からは、事務所で誕生会(誰とは書かない)。ただ、領収書の明細に消費税額が10%と書かれているのを見て、いよいよ消費税10%の時代になったということを実感する。
10月4日(金曜日) 今日は事務所で過ごす。とにかく、日弁連のIT化WGの意見書の原稿だけは作る。ただ、特別訴訟は、研究会でも2019年4月の第二読会で初めて提案され、7月に修正案が9月に再度の修正案が提案されたもので、まだ十分議論されていない。弁護士会でも、そもそもIT化とは関係が無い、という意見が強い(それはその通りだと思う。)。ただ、研究会での研究者の意見も、IT化の検討の過程で、依頼者(国民)に対し、裁判の納期を明示することを考えることは必要という方向性が一致しているというものであり、それを無視することはできない。そうなると、この件は相当に慎重に考える必要があると思われる。
という辺りで、今週はお終い。
ロータリーの会議は、予めシナリオのあるような会議ではなく、結構波乱にとんだ会議となった(会議の一つの目的である事項を参加者で決定し、その決定をこの場所で確認するという段階まで行かず、担当者が次回まで(8日しかない)に改めて案を作るということで終わってしまた。それで間に合うかどうか相当に不安である。)。
ロータリーの会合の途中で労働委員会に向かう。公益委員会議が1時間の予定がしっかりその通りの時間配分となるということであり、その後の総会まで入れるとびっちり1時間30分の会議になってしまった。
夕方、事務所に戻って、残していた作業を始める。
10月1日(火曜日) 今日は、溜まっていた雑用の日。訴状の仕上げ、刑事事件の弁論要旨、いくつかの先への連絡文書の起案など結構忙しい日になった。このため(?)、今日は早めに切り上げて、ジムにいくことにする。
10月2日(水曜日) 朝は、歯科医での定期健診(最近は半年ではなく、もっと短いサイクルで定期健診の案内が来るように思う。悲しいかな、インターバルが短くなっても、必ず指摘されるのが残念。「何も問題が無いですね」と言われることはなく、今回もあと2回通う必要があるとのこと(いつもと同じである。)。
今日は、日弁連のIT化WGでの意見書作成のための資料読みも始める。例の商事法務でのIT化等研究会が第二読会が終わり、意見書案が出されるということで、それに対する検討をし、日弁連の意見書の案をまとめようというもののWGとしての第一次案である(IT化WGだけでなく、これの問題に関係するいくつかの委員会からの意見書も出される。私の所属する日弁連民事裁判員会でも、同様に意見書案を作っている―既にこちらの方でも担当が割り振られている。)担当は、IT化研究会で資料が出された特別訴訟についてである(民事裁判委員会では、弁論の公開原則との関係で、IT化に際しては、広く国民への公開をどのように考えるのか(例えば中継なども認めるのか)などの論点についてであるが、そちらはもう少し先に検討したい。
10月3日(木曜日) 今日は、10時40分から刑事事件(追起訴状の朗読から論告求刑から弁論まで)が行われるので、午前中はこれでつぶれた。弁論要旨は、火曜日に一応書き上げていたが、それでもやはり直したいところが出てきた。犯罪の成立に争いが無い場合、どのようなことも求めて審理に臨むかは結構難しく、毎回考えることが結構ある。被告人質問だけとなった場合に、どのような点をアピールするかという問題だが、犯罪の内容から量刑の範囲も概ね予測できてしまう場合が多い。そうなると被告人の何をアピールするかということだが、悩ましいのは、起訴されていない同種余罪をどういうように表すかという問題がある。今回は、起訴された犯罪より前に生じた同種の事件があり、その際の動機について、被告人が話したいという希望がある場合で、起訴されていない余罪について先に認めてしまうのは弁護人としてもどうかと思うが、その説明がないと情状の中心がぼけてしまう。結局、余罪が操作されて起訴されたとしても量刑に違いが無いということで(つまり、余罪は起訴されない)、裁判所の量刑もあわり変わらないと考えると、余罪についてもある程度きちんと認めた方が、量刑に変わりがない以上、被告人の更正のためにも良いと考え、その点は被告人質問の中で明らかにすることにした(余罪について、検察官から尋問され、被告人が答えに詰まるより、最初から事実を認めた方が被告人も楽だと考えた。
そういうことで、午前中の裁判は終了し、午後は事務所で、昨日の続きを頑張ることになる。夕方からは、事務所で誕生会(誰とは書かない)。ただ、領収書の明細に消費税額が10%と書かれているのを見て、いよいよ消費税10%の時代になったということを実感する。
10月4日(金曜日) 今日は事務所で過ごす。とにかく、日弁連のIT化WGの意見書の原稿だけは作る。ただ、特別訴訟は、研究会でも2019年4月の第二読会で初めて提案され、7月に修正案が9月に再度の修正案が提案されたもので、まだ十分議論されていない。弁護士会でも、そもそもIT化とは関係が無い、という意見が強い(それはその通りだと思う。)。ただ、研究会での研究者の意見も、IT化の検討の過程で、依頼者(国民)に対し、裁判の納期を明示することを考えることは必要という方向性が一致しているというものであり、それを無視することはできない。そうなると、この件は相当に慎重に考える必要があると思われる。
という辺りで、今週はお終い。
投稿者 あさひ共同法律事務所 | 記事URL