弁護士ブログ(日々の出来事)
2016年3月26日 土曜日
今週の1週間(3月22日から25日)
3月23日(水曜日) 午前中は、刑事判決が1件。その後、すでに訴訟が始まって1年以上液化した事件(条宅地の地盤工事が争点となった)に関して、専門家に意見書を作成してもらう際の説明文書を作成する。事件資料をもう一度見直し、必要な資料を送るという観点から依頼書面を作るが、結構難しい。裁判で証拠として提出している書面と未提出のもの(証拠価値の高くない)をどのように組み合わせれば、意見書が書きやすいのかという判断が難しく、結構時間がかかる。
その後は、交通事故の訴状を起案。事故状況の説明を文章でするのは、結構難しい(過失割合に争いのある事件なので、事故態様の主張が双方で異なることになる。このため、そのあたりを訴状でどの程度詳細に書くのかは難しい(個人的には、比較的詳細に書くつもりだが、物損事件なので、実況見分調書などのある程度信用性のある証拠もないため、書きすぎてしまい、後に撤回が難しい場合も生じる可能性がある。)。
離婚の協議案を検討して、今日はおしまい。
3月24日(木曜日) 午前中は、3件ほどの打ち合わせ。このところ、交通事故の県での相談(保険会社から)が増えており、結構時間がとられる。午後は、1時から5時過ぎまで労働委員会、公益委員会議、総会、幹事会と3つあって、公益委員会議が命令事件の合議だったので、この時間となった。その後、事務所に戻って、作業を少しして今日はおしまい。
3月25日(金曜日) 比較的余裕のある一日となる。民事再生事件の再生計画案は、先に提出していたが、いよいよ議決権行使となる債権者集会の通知書に同封する再生計画案の修正案を作る(1ケ月の間に、不動産が売れたり、別除権協定による一般債権としての債権額の変更(債権の取下げ)があったため、免除率や返済期間に変更がなくとも、債権額に変更があったことと、直近の再生債務者の経営状況に関する事項を加えた)。議決票による議決権行使を勧誘することになるが、書式を見ても分かりにくいように思うので、少し修正する(当日欠席の場合は、反対と扱われるのでできるだけ議決票を提出して欲しいこと、その場合でも債権者集会に主席できるという点は変えていない。)。
その後、日弁連の司法シンポの資料(前回事務局会議の議事録)を見る。司法シンポでは、違憲立法審査権をより積極的に行使できるようにするという観点からの検討となるようだが、諸外国の例を検討してその可能性を探るというものである。
仮に、法令違憲を判断する組織を作る場合、それは最高裁を頂点とする司法権とは、別の性質を持つ新たな裁判所を作るということになる。このため、憲法76条(司法権)の定めなどの改正を含む。当然違憲立法審査権にかかる憲法81条の改正も考えざるを得ない。抽象的な法令違憲を判断するのであれば、件新しい組織は、法曹で構成される必要はない(事実関係を調べ、法に適合しているのかどうかという点でのエキスパートの必要はない)、ように思われる。そのことは、「司法」という概念をある意味では、広げ、変質させる、ということにもなりそうであり、そこでの裁判官の任命は、政治的任命の要素が強いものと思われる。違憲立法審査権を行使する組織の民主的基盤の構築という点からの問題提起だが、慎重に検討しなければならないように思う(下級裁判所の違憲立法審査権の位置付けや、司法行政について、その新組織と最高裁との関係をどう考えるのかも問題となるように思う。)
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2016年3月18日 金曜日
今週の1週間(3月14日から18日)
3月15日(火曜日) 午前中は、弁論が1件。その後、昨日からの準備書面を仕上げる。日弁連の司法シンポの進行について、18日の会議に出られないので、現時点での意見を書く。途中で、建築事件の弁論準備に出る。その後、昨日の和解で、おおむね決まった和解案を作成する(当方が支払者側なので、和解案は、当方で作成することにする(最終的に15項以上の項目の和解案になる。
3月16日(水曜日) 朝、和解案を裁判所に送って、精神保険法Ⓓネオ申出のあった人の入院先へ。本人と40分程度、主治医と30分面談する。昼休みをはさんで、面談結果を本人にまた説明するという作業となる。る。全体で結構な時間になり、ほとんどが終わる。
3月17日(木曜日) 今日は、民事再生事件dねお債権者あての説明文書を作成する。再生計画案については、監督委員の意見書も出たが、単純に再生計画案と議決票を送るだけでは、簡単に理解が得られると思えないので、少し、説明文を作り、まもなく債権者に送られる再生計画案につち手の説明書面を作る。午後は交通事故の相談が1件。その後、終了事件の整理をしてロッカーを片付ける。
3月18日(金曜日) 今日は、午前中と午後に電話会議がそrぞれ予定されていた。午前中の事件は、次回が人証拠調べとなる見込みだったが、担当裁判官が4月移動ということで、4月に新しい裁判官の下で、弁論準備を行うことになる。もう1件は、離婚事件での電話会議。進行に関する違憲の聴取ということになり、双方から個別に意見を聞くということで1時間に近い時間の電話会議となる。その後、苦労して作った和解案の内容の確認のために依頼者を読んで説明し、了承を得る。これで今週はお仕舞い。今日は、休日以外では久しぶりにジムへ。
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2016年3月12日 土曜日
今週の1週間(3月7日から11日)
今週は、真面目に書面を作成する。準備書面3通(答弁書1通を含む)、陳述書1通、それに反論書(民事再生事件での査定申立てに対するもの)を作らなければいけない。。
3月7日(月曜日) まずは、答弁書を作成。。不動産仲介手数料を請求された事件だが、仲介業者に重要事項についての説明がなく、売買の当事者で問題が生じ、売買当事者間で、さらに協議を進めてようやく改めて契約に至った後に、仲介業者から仲介手数料全額を請求されたというケース。訴状が簡単かつ単純なため、かえって難い。結構長い答弁書となる。
昼は、RC。その後、拘置所へ。国選の控訴審の事件(修習生用)が、水曜日なので、被告人質問の事項などの打ち合わせ(被告人には、量刑不当の事件では、裁判所は、被告人がどういう人間かに興味があるので、じぶんのことえお話すよい機会ということを再度確認する。)。事務所に戻って、答弁書の続き、その後、警察署に接見に行く(2名の接見)。もう一度事務所に戻って作業の続き。
3月8日(火曜日) 陳述書を作ていたが、従業員の陳述書なので、会社の了解がいるということで、打ち合わせにに時間がかかる。もう一通、準備書面を書く。結構長い準備書面になる。1週間前が1日遅れそうである。午後は、相談が続いて、査定事件の反論書(答弁書ン)を作る。書面作成に集中できるという予定だったが、法律相談センターから、犯罪被害者相談の件で依頼が入る(断れれないので、連絡を取る。DV事件のようである。)。
3月9日(水曜日) 午前中は、刑事事件(控訴)の審理。午後は、家裁へ。相続事件だが、何とか調停が成立する。事務所に戻ったら、法律相談センターから精神保健の申し込みで連絡が入っていた。すぐに、高裁の民事事件があったので、病院には連絡が取れないままで終わる。前日提出する予定の準備書面をなんとか提出する(ちなみ同じ期日に書面お提出がもとめられていた相手からは、10日の夕方に提出された。)。、
3月10日(木曜日) 午前中は、準備書面の作成。昼は、弁護士かいの民事手続委員会に出席。午後は、事務所で、いくつかの書面の作成で終わる。精神保険の関係で、申込者にと連絡、来週の病院への訪問が決まる(主治医とも会う。)。
3月11日(金曜日) 午前中は、昨日の続き。午後は、労働委員会。東日本大震災から5年ということを改めて感じる。会議事項が多く、事務所に戻るのが5時過ぎになる。その後、いくつか作業をして、今日はおしまい。
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2016年3月 4日 金曜日
今週の1週間(2月29日から3月4日)
3月1日(火曜日) 今日は、朝から人間ドックへ。胃カメラや頭部のMrRIなどを受ける。特に異常はないといわれる。年齢相応の状態(衰え方)ということのようである。検査が終わり、3時に事務所に戻ったら、昨日の不動産の売却で、移転登記手続きに、監督委員の同意の原本が必要ということで監督委員に連絡して改めて許可の原本を受け取る(監督委員の同委は通常はFAXでのやり取りなので巣k粗衣焦る。その後、警察署に接見に行き、事務所に戻って少し作業をする。
3月2日(水曜日) 今日は、日弁連の日。11時からは司法シンポ実行委員会。5時30分からは、日弁連と最高裁民事局との協議会。簡裁事件をテーマに。簡裁でも、一般民事事件(交通事故物損を除く)が減少し、調停も減っている。そのあたりの原因についての協議となった。そこで簡裁のミニ地裁化ということが、いわれたが、私の経験からしても、双方に代理人がついいている事件など、弁論準備や人証調べなどでは、手続きのミニ地裁化は明らかのように思う。
協議会の後に、4月の人事異動を前に、民事局から移動される方の送別会。
3月3日(木曜日) 朝の飛行機で福岡へ帰る。 11時に事務所に着き、メールを読むだけで1時間くらいかかった。いくつか電話をしているうちに時間が過ぎる。準備書面を書き始めるが、結構な量となりそうである(不動産仲介業者の民事仲介による報酬請求権の根拠と同業者に善管注意義務がある場合に、報酬請求権が消滅ないしは発生しないとするのかどうか。それとも債務不履行により生じた損害との相殺の問題となるにとどまるのか。)。
3月4日(金曜日) 今日も事務所でのデスクワーク。書かなければならない書面がそれなりにあることに気が付く(仕事をしていないということである)。午前中は、依頼者との打ち合わせが1件。その後、書面を書くことにy集中したかったが、雑用が入り、あまり進まないまま、夕方からの裁判所との福岡プラクティス研究会に出ることになる。研究会では、争点整理期日の活用について、これまで議論してきた内容の整理と会員向けの告知について話し合う。
その後、やはり、プラクティスノメンバーで4月に移動となる裁判官の送別会となる。
人事といえば、執行部から、5月で任期が終わる日弁連民裁委員会の九弁連推薦委員の変更を伝えられる。平成15年から13年ほどになるらしい。委員推薦は10年を超えないという内規からすれば、当然の措置ということになる。
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