弁護士ブログ(日々の出来事)
2014年9月26日 金曜日
今週の1週間(9月22日から26日)
今週は、飛石連休。秋分の日を挟むためかめっきり秋らしくなたように思う。
9月22日(月曜日) 午前中は、来週の証人調べの準備と、その際に急に必要になった部分の準備書面を書き始める。損害論に関するものなので少し難しい。午後はRCから帰ってきて家事に絡む事件の相談を受ける。議論の整理がうまくいかない。受任通知などの書面を2通書く。
9月24日(火曜日) 午前中は、先週あったフランチャイズン関する事件で、担当者から当時の経緯を改めて聞く。その後は、メモを見ながら記憶が鮮明なうちに準備書面を作成する準備をする。午後の最初は来週の証人調べの準備。私は相手方代表者の反対尋問担当なので少し気楽である。
その後、法人破産の申立ての準備。決算期日後の出金があるので、その内容をチエックする。そうしているうちに今日が担当だった当番弁護士の連絡が入る。福岡市内の警察署でほとするが、常習賭博事件なので暴力団関係なのかと少し心配しながら接見に向かう(スロットマシンを設置していた店の従業員だったので安心する。)。
9月25日(木曜日) 午前中は、昨日からの準備書面とその前からの準備書面を検討する(同じ事務所の弁護士から疑問点が出され、夕方まで何度も書き直す。)。午後は、土木工事に関する損害賠償事件の弁論準備。事業者間の事件だが、相手が本人訴訟のため、弁論準備がスムーズに行かない。相手から提出された書面の意味がはっきりしないので、口頭の議論(簡単に言えば、相手の主張内容を口頭で質問し、確認できるところは確認する程度のもの)で進める。その後は、破産の債権者集会(3度目の期日)。私は、破産管財人として、続行期日でもその前に報告書(破産財団を構成する財産の一覧表とは異なる。)を作成しているが、他の破産管財人はどうしているのだろうか。
その後、夕方から裁判官との民事裁判プラクティス研究会(?)に出席する。裁判所からは、口頭での議論を活発化するという意味で、争点整理段階におけるその早期の段階における早期事案解明期日と中期における集中争点整理期日に関するガイドライン[案)が示される。口頭の議論を活用することによる争点整理の充実(その結果としての迅速化9について意識については全く同感である。このような指向は、是非とも全国共通のものとしたい。これは日弁連民事裁判委員会での議論の方向と一致するものである。少し遅くなったが、スポーツクラブへ行く。
9月26日(金曜日) 昼間までかかって水曜日に打ち合わせに基づく準備書面を作る(第1案)。途中で、来週の日弁連での委員会の進行について打ち合わせを行う。24日に行われた日弁連と最高裁との判決・執行に関する部会での協議がどのような雰囲気のものだったのか気になる。
、午後は、労働委員会へ。事務所に戻って、いくつかのたまっていた作業を行う。
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2014年9月20日 土曜日
今週の1週間(9月16日から19日)
9月16日(火曜日) 法人と代表者の自己破産事件を受任したので、その関係での資料の分析をする。それと並行して、10月1日予定の人証調べの準備をする。仮処分の取下げが久しぶりで、担保取消しの申立て手続きを思い出すのに時間がかかる。高裁での準備書面(請求の拡張に対する答弁)を作る。
9月17日(水曜日) 久留米支部での弁論準備。境界確定訴訟で、双方の主張する境界を同一図面に表すための期日で終わる。その次の期日を現場に行っての進行協議期日にできるかが焦点となる。 午後は、事務所で打ち合わせが3件と昨日受任の事件の資料読み(前期の決算書、決算後の現金の流れ、決算書の元となる帳簿の点検作業を行う。決算書作成時点で帳簿上あった自動車等が現時点でも存在しているかなどの聞き取り)で終わる。それとは別に個人破産の破産管財人となることになる。
9月18日(木曜日) 新たな事件の受任通知を債権者あてに発送する。その他、たまっていた分の書面(続行期日での破産管財人の報告や受任通知などの郵便物)を作成する。とりあえず、破産の受任通知を発送したので、今日は早く帰って、スポーツジムに行くことにする。
9月19日(金曜日) 午前中は拘置所へ行く。注号人の裁判員裁判の件での打ち合わせに行く。被告人から、通訳の能力についてのクレームがある(共犯者の事件で証人として尋問された際の通訳の能力の問題。また、質問自体もあまりよくなかったようである。他の共犯者が首謀者かという質問に対してどう答えたらよいかわからなかったらしい。覚せい剤の密輸事件で、ボスはつかまっておらず、密輸の実行グループの責任者に過ぎない者に対して「首謀者」と質問され、中国語での意味の違いもあったようで答えに詰まったらしい。
午後は、電話会議による弁論準備(フランチャイズ訴訟)。被告が遠方なので第1回期日が弁論準備(電話会議)が指定された事件。被告から移送申し立てがあったため、初回が訴え提起から4か月後になった。その後は、破産事件の申し立ての準備で終わる。夜になって、10月の証人尋問の準備を別の事務所で行う。明日、朝が早いので9時過ぎには終わりにする。
9月20日(土曜日)番外編 日弁連での26回司法シンポのために東京へ。8時の飛行機のため早起きする。シンポのテーマは「市民にとって本当に身近で利用しやすい司法とは-民事裁判と家庭裁判所の現場から-」。
日弁連民事裁判委員会からの提言なども議論の対象となった。「本当に身近で利用しやすい」というのは、本当に難しいと思う。利用者からみれば、やはり、弁護士報酬が分かりにくいということが大きいのではないかと思う。報酬基準については、色々な事務所のホームページを見てもよくわからいところが多い。特に、離婚事件や相続事件についての着手金や報酬の最低額は記載されているが、実際の報酬額の算定方法が具体的に記載されているものは少ない(当事務所は、相続事件は、着手金が請求額の2パーセント、報酬額が得られた額の3パーセントと明確にしている。訴訟の場合よりもパーセンテージが低いのはもともとの相続分割合自体は決まっているからである。)。
またこの弁護士は自分が直面している紛争に精通しているのか分からないという点が不安だという意見があった。ただ、自分は何々の専門だと胸を張って言える弁護士がどれほどいるのかは疑問である。せいぜい、○○はやったことが無いからそれはできないといった程度の専門性ではないかと思う(東京、大阪を除けば、ほとんどの弁護士にそれほどの専門性があるとは思えない)。本心でいえば、報酬が高ければ、それもやりますという人が多いと思うし、それほど専門性が求められる事件が多いとはあまり思えない(専門性が高いといえば、税務、知的財産、医療過誤ぐらいではないかと思う。家事事件は報酬が低いということでやりたくないという程度ではないだろうか。離婚はいやだが相続ならやるという人は多いと思う。)。
シンポそのものは、資料も詳細であり、担当委員が一所懸命に取り組まれたということがよく分かるシンポジウムで、興味深かった。
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2014年9月12日 金曜日
今週の1週間(9月8日から12日)
9月9日(火曜日) 午前中は、相談を1件こなし、先日申し立てた破産事件について裁判所で、破産者、管財人予定者、裁判所との三者協議(午後4時に破産手続き開始となる。)。三者協議は思ったより早く終了する。午後は刑事の判決が1件。その後、民事の弁論が1件。訴訟事件としては簡単だが、響で結審かと思ったが、そうはならなかった。その後は、日弁連の関係での検討事項をチエックする。今日は司法試験の発表。発表前は合格者が1900名を切るのかどうかが噂されていたが、1800名とは予想を下回った。
9月10日(水曜日) 少したまっている事件を整理する。何らかの事情で止っている事件がある。その整理は、余裕がないと難しい。今日はそのことと昨日終わらなかった事件の問題点を整理する。それに月曜日の瑕疵あの事件での和解調書ができたので、取り下げに向けたシュミレーションを行う。不動産の名義移転などの問題があり、面倒である。
9月11日(木曜日) 午前中は、民事の弁論が1件と相談が1件。将来の相続を見越した事件のため、相談自体が長くなる。午後は、、労働委員へ出席。7月から8月にかけて出した救済命令に対して行政訴訟が提起されていた。今日は、久しぶりにスポーツクラブへ行くことにする。
9月12日(金曜日) 今週は、秋を思わせる天気が続く。野菜の生育に期待が持てる(私が趣味で栽培しているわけではない。)。午前中は、家裁での遺産分割の調停。思ったより進行が早くてうれしい。午後は、控訴審での事件で相手から出された請求の拡張についての答弁書(準備書面)の作成で終わる。
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