弁護士ブログ(日々の出来事)
2014年3月29日 土曜日
今週の1週間(3月24日から28日)
3月24日(月曜日) 午前中は、午後からの労働審判の準備。相手から答弁書が出されたのが木曜日で、金曜日が春分の日などで、答弁書に対する準備書面の作成は無理だと思っていたが、3回で終わる労働審判では相手の主張が出たままというのはやはりまずいと思って準備書面を作成する(答弁書で持ち出された論点について口頭で答えることも可能だが、裁判官以外の審判官には、書面を交えて説明した方が分かりやすいので準備書面を作る(時間外勤務手当にかかわるので説明は書面を併用した方が分かりやすいし、インパクトもある。土曜日に下書きはしていたので依頼者の意見を聞いて手直しする。)。それで、あわてて準備して午後からの労働審判に臨む。
労働審判は2年ぶりなので、福岡地裁でのやり方が変わったのかと思ったが、最初の双方からのプレゼンなど変化はなかった。プレゼンのためには、、やはり、午前中に準備書面を作っておいてよかったと思ったのは事実である。
今日は、RCは観桜会で夜間例会だったので、昼間の時間が使えて助かった(残念ながら、桜には少し早過ぎた。)。
3月25日(火曜日) 午前中は家裁へ。離婚訴訟事件。被告欠席だが終結できない(当然である。)。問題は次回期日の進行。被告の欠席の可能性を前提に人証請求を準備することとなる。そのために陳述書を作成することとなる。昨日の労働審判用を加えると2通を作成しないといけない。午後は、陳述書の準備。
3月26日(水曜日) 午前中はフランチャイズ事件で2時間程の打ち合わせ。午後は和解が1件(ただし不成立で終結。5月の判決となる)。その後2時間ほどかかった打ち合わせ。午前の打ち合わせと合わせるとかなり内容の濃い打ち合わせとなる。その後、午前中のフランチャイズ事件での調査。このHPのアドレスを乗せた新しい名刺が届く(消費税アップ前の駆け込みの機会に作り直したもので一種の消費税対策となっている。前のもの比べると少しマイルドになっている。)
3月27日(木曜日) 日弁連の民事裁判委員会。いつものとおり8時の飛行機に乗る。4時前に終了して、同志社大学法科大学院の高橋宏司教授(国際私法、国際民事手続法、国際取引法、イギリス法)から、イギリスにおける債務者の財産についての一般的保全、それにかかわる債務者財産開示義務と債権者によるyる第三者への調査権限示などのお話を伺う(日本法とは前提が違う点もあり、感覚的にすぐには理解できないところがある。その後、最高裁民事局との協議会。
3月28日(金曜日)午前中に福岡に戻る。午後は刑事事件が1件。故意を否認する否認事件で、書証の一部を不同意とする。このため、次回が検察官立証となるなど、次回以降の進行の打ち合わせで終了する。事務所に戻って書類を整理しているうちに一日が終わる。職員が今日で退職。長い期間ではなかったがきちんと仕事をしていただいた。心から感謝している。こちらの都合で送別会は来週となってしまった。、
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2014年3月20日 木曜日
今週の1週間(3月17日から20日)
今週は金曜日が春分の日なので4日しかない。しかも月曜日が日弁連ライブ研修だったので実際は3日しかなかった。
、3月17日(月曜日) 午前中、東京へ。午後からの日弁連ライブ研修{仮処分」の最終打ち合わせを福島判事を交えて行う。建築差し止めなどの仮の地衣を定める仮処分を中心とした実務研修となる。仮地衣仮処分は、結構難しい。面談強要禁止、街宣車の禁止など禁止してほしいという要望を聞いた場合に、被保全権利をどのような権利と構成するか、相手(債務者)を誰にするか(街宣行動を行っている者をどのようにして特定するのか)、その範囲の行為を禁止(差し止めるか)など、結構苦労するものである。また、明渡し断行の仮処分の可能性も研修の対象となったが、裁判所で頭からはねられるわけではないようである。
3月18日(火曜日)午前中は最終準備書面を起案する。午後は拘置所に行って裁判員裁判の準備をする。夕方はまた午前中の最終準備書面の続きを起案する。途中で裁判員裁判の進行を少しシュミレーションしてみる。その後、保証委託契約書作成の打ち合わせ。なお、春になったと感じる一日だた。
3月19日(水曜日) 午前中は、陳述書を起案する。午後は弁論準備が1件。その後破産管財事件での打ち合わせを行い、関係者から大部の資料を受けとる。時間をかけて事実関係を調査することとする。
3月20日(木曜日) ロータリーのメーキャップに昼間でた以外は事務所にいる。昨日受け取った資料を纏めてみる。当時(10年以上前)の事情が分かってきたような気がするが、どのような法律構成になるのか、手順をどうするのか、少し考えてみることにする。
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2014年3月14日 金曜日
今週の1週間(3月10日から14日)
3月10日(月曜日) 午前中は、労働委員会での不当労働行為審査事件の調査期日(裁判でいえば争点整理期日)。90分かけて行う。昼はロータリーへ。卓話には消費生活センターの出前講座をお願いする。悪質商法(数人がそれぞれ役割を演じて老人をだます劇場型)など、DVDを鑑賞。
事務所に戻って、その後、顧問先の会社でも講演会(質問タイムを30分入れる)。その後、裁判所との民事裁判にいての協議会(早期事案解明期日などの実施)、協議会の後は裁判官との懇親会(移動となる裁判官もいて盛り上がった。)
3月11日(火曜日) 今日は一日事務所で過ごす。内容証明を一通つくり、その後は翌日の裁判員裁判の準備のために記録を読む(非開示分もあるので大部であり、5人の被告人の供述内容が異なるので理解が難しい。早く終わりにしてスポーツクラブへ行く。
3月12日(水曜日) 午前中は、裁判員裁判の進行打ち合わせ。被告人が5人で外国人のため、弁護士が10名となる。被告人間での摺合せが必要に思う。その後、法律相談(交通事故)。午後は労働委員会。月曜と同様に、審査事件の調査期日(争点整理期日)。対席のまま約1時間。人証の取り調べに向けての準備。帰りに検察庁によって追起訴事件の記録の閲覧(否認事件なので、甲号証はほとんど不同意となる。)。その後、法律相談(介護事業に関するもの)。
3月13日(木曜日) 今日な4回裁判所に行く。午前中は弁論準備が2件。1件は裁判の始まったばかりだが、裁判所に暫定的な心証を示したように感じる発言があって少し驚く。
午後は、簡裁控訴事件の初回。その後は家裁で弁論(離婚)。平成23年の事件でいよいよ本人尋問となる見込みとなる。その後、前日の介護事業の相談の続き。
3月14日(金曜日) 今日はホワイトディ。ボディソープ(好みが外れないように3本セット)を選ぶ。午前中は記録読みで終わる。午後は労働委員会(公益委員会と総会)。小雨がやまず寒い一日だった。
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2014年3月 9日 日曜日
野見山暁治さんのこと
野見山さんは現代を代表する93歳の洋画家である。福岡県飯塚市出身で、今朝の番組でも紹介されていたが、東京と福岡県糸島市の唐津湾の見えるところにアトリエを持っておられる(いずれも主張のあるカッコイイ建物である。)。数々の大作を描かれており、いくつもの美術館に作品が収められている。抽象画だが、私にはわかりやすい(力強い筆致なので、伝えたいことがストレートに伝わり、私にはわかりやすい。)。また、すごく文章のうまい方で多くの著書がある。氏の文章も分かりやすい。硬筆なのだがやわらかいのである。それだけに両者がドッキングした絵本は面白い。
番組でも紹介されていたが、自然が一瞬見せる恐ろしさを描いていきたい、とおっしゃておられた。東日本大震災の後を見に行かれたということも影響しているのかと思うし、氏が25歳ですべてが破壊された終戦をむかえたという年代も影響されているのだろうが、いつかすべてを失う時が来るというような感覚があるようである(ただそのことが自然に戻るということとに近いという感覚なのかどうかは分からない。野見山さんの性格からするとニヒリズムではないように思うので。)。むしろ、小さなことを考えてもしかたがないということかもしれない。
3月15日の確定申告を前に、改めて売上げが相当に減っている事実を確認したことで、少しつらい気持ちになっている。93歳の野見山さんの若々しいところを見てしまい、ついつい申告の作業を後回しにして(少しでも避けたい気持ちがある。)、パソコンに向かっているのである。さあ、がんばろう。
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